麦
秋に芽生え、越冬して初
夏に開花し結実する冬作
物です。このため麦類
は日本では稲作のあと
の水田や作物のあとの
畑に、裏作物として栽
培され、土地利用率を
高め、食糧生産を高め
ることに寄与してきた
作物です。
小麦はうどん、パンの
材料として使います。 |
土
りん酸・ケイ酸・マンガン・鉄などの微量要素を含む土壌改良剤を12kg施用し、土壌中の養分
補給とphが中性から弱アルカリ性になるよう酸度矯正します。そして稲わら等有機肥料を投入
します(稲株が残っていない場合)。土が乾いた状態の時にティラーでほ場を15cm以上深く
耕し、土の塊が無いように細かく砕きます。ほ場の周囲とほ場内5〜50m間隔に1本の割合で
明渠(排水溝)を掘り、ほ場外に排水できるようにします。
種蒔
種子は他の品種が混じらないように100%購入し、前年収穫した種子を使用することはでき
ません。実が黒く腐ってしまう「なまぐさ黒穂病」防除のために、種子消毒を実施します。小
麦の初期生育を助けための化成肥料(窒素・りん酸・カリウム)を10kg施用します。
50センチ間隔で線状に播種します。11月中旬から12月初旬にかけ1Kの種を撒きます。
麦踏
4葉程度出たら、ほ場が乾いた条件下で1〜2回実施する。踏圧は全体重を片足に交互に掛
け、横向き4葉程度出たら、ほ場が乾いた条件下で1〜2回実施する。踏圧は全体重を片足に交
互に掛け、横向きで麦を踏みながら進んでゆきます。暖冬、生育過剰な場合には実施し、過湿土
壌で湿害の恐れのある場合や、遅播きした麦は生育をさらに遅らせてしまうので中止します。
追肥
11月上旬に施用した基肥の肥効(効力)が切れる頃なので、2月中旬さらに肥料(硫安)
を3〜5kgを施用します6月に収穫します、使用する鎌はイネと同じでのこぎり状の鎌を使います。 |