スリムファンの概要

 

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スリムファンの概要

  スリムファンの特長は遠心ファンでありながら吸気側入り口の面積と排気側面積比とで1:0.8という値を有します。

つまり、ファンの吸気側かわ入った空気が遠心力でファンの外側に追いやられた時、排気側面積が0.8と少なくなっ

ていますから、ファンの中を通っている間に風は20%圧縮されます。つまりスリムファンは送風機ではなくコンプに

レッサーなっています。また、ファンの廻る位置と風を集める風洞とが独立していますから風の速度とファンの速度

の違いから発生する渦が生じません。ファンで送られてきた風はファンの出口に設けられた分離用固定羽でファンか

ら分離され、風洞に送られます。風洞はファンの面積より大きいので風速は遅くなり、結果として流体力学の基本で

あるベルヌイの定理が成立します。換気扇の性能として重要な要素の一つ、静圧が高くなり長いダクトや細いダクト

での排気が可能で、狭い所を細いダクトで排気する事が可能となりました。

例として、1階で家の中心付近に有る階段の下にあるトイレは換気が不可能とされ、換気が無いのが普通でした。

しかしスリムファンを使えばダクトを壁の中に設置する事が可能となり、換気が出来ます。また、小屋裏は夏、屋

かなりの高温となり、小屋裏物置は灼熱地獄、2階の部屋も小屋裏の暑い空気で天井が熱でで天井が熱せられ

ていますからエアコンを使っても部屋が涼しくなるには時間がかかりますし電気代もばかになりません。しか

し、小屋裏はダクトを通すスペースが無く、やはり熱せられた空気を外部に放出する事は出来ませんでした。

スリムファンは樹脂製の60φのダクトですからここにも換気扇が設置できます。このようにスリムファンは、

その高静圧・細いダクトという特長を生かし今まで諦めていた場所の換気が可能となるのです。 

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